【古建具】ガラス戸古材

ノスタルジックな雰囲気が魅力的な「ガラス戸」の古材（古建具）について、特徴を活かした活用方法や建築における注意点、販売している業者の情報などを紹介しています。

ガラス戸古材の特徴

ガラス戸古材とは、古民家で使用されていたガラスつきの建具のこと。大量生産品では見られない、建具職人とガラス職人のこだわりが感じられる工芸作品です。

特にアンティークガラスは、日本の自然や草木をモチーフにした模様や、幾何学模様、銀河、亀甲、リーフ、結晶などをイメージさせる模様が施されており、モノづくりへのこだわりが見て取れます。

また、枠組みの木材にも、細やかな装飾や桟、緻密な組子細工、凝った模様など、こだわりのデザインが施されています。

ガラス戸古材の
建築における注意点

古民家で使われていたガラス戸を既存の施設や住宅に取り付ける際、サイズの規格が異なる場合があります。あらかじめ使いたいガラス戸の高さや幅、寸法を調整しておくと良いでしょう。

また、昭和型板ガラスは片面が凸凹しているので、素人がカットするのは困難。切断はガラス戸古材の扱いに慣れているプロに任せるのがおすすめです。

ガラス戸古材の販売業者の選び方

ガラス戸古材は、建具職人が手作業で作り上げた一点物が多い傾向にあります。出会いは一期一会なので、販売業者を選ぶ際はガラス戸古材の取り扱い点数が多い業者を選びましょう。

また、建築する建物に合わせて塗装をしたり、サイズを調整したりする可能性を考えて、古建具の加工や扱いに長けている業者を選ぶのがおすすめです。

おすすめの古材販売業者3選

ガラス戸古材
販売店・卸売業者リスト

2022年10月11日時点のGoogle検索「古材　販売」でヒットしたすべてのページ（計13P）の中から、古材を販売している旨を確認できた業者（44社）を対象として調査を実施。

板戸古材の取り扱いを公式サイト上で確認できた古材販売店・卸売業者を紹介しています（2022年11月18日時点の独自調査）。

山翠舎

常時5,000本以上（※1）のストックがある古材の総合商社です。古材・古建具の販売に加え、加工・設計・専門工事などにも対応しています。

山翠舎が運営する古建具販売の専門サイト「蔵戸の松治郎商店」では、杉の格子にガラスを嵌め込んだ引き戸式の建具を購入可能。

販売している古材・古建具は、古木鑑定士（※2）が入念にチェックしているので安心です。

ひでしな商店

主に関東甲信越の古民家で使用されていた古材・古建具を販売しています。

古建具の取り扱い点数の多さが強みで、2022年10月11日時点で確認できたホームページ上の商品数は計1,600件以上（※3）。

ガラス戸古材について、すりガラスがグラデーションになっている商品や、格子のない一枚ガラス戸、面取り格子のガラス戸など、バリエーションが豊富です。

古材市場

株式会社丸嘉が運営している古材専門の通販サイトです。

すりガラスからクリアガラスまで、デザインの豊富なガラス戸古材を取り扱っています。古材を保管するストックヤードでは、予約制で見学を受け付けています。

島村葭商店

古民家の解体から古材の買取・販売まで手掛けているお店。

オンラインショップを保有しており、ガラス戸古材も多数販売しています。商品画像や寸法、状態や価格まで事前に確認できるので理想のガラス戸古材を見つけやすいでしょう。

井口製材所

雪国の古民家で使われていた古材（通称：越後古材）を販売している会社です。

ガラス戸古材では、ノスタルジックなゆらゆらガラスをあしらった4枚セットの引き戸や、色ガラスを嵌め込んだ扉などを販売しています。

古材問屋

約1,000本の古材を常時保管している会社です。古材や古建具はオンラインショップで販売しています。

ガラス戸古材では、色付きのゆらゆらガラスを嵌め込んだ引き戸や、障子とガラスを組み合わせた板戸、木枠に装飾を施したガラス戸等の商品をラインナップしています。

森平製材所

古民家の移築・再生、解体時に採れる古材の販売などを行っている会社です。

大きな梁や柱、使いやすい板材などを取り扱っているほか、ガラス戸古材や古民具などの商品も用意しています。